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ASCA Blog

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アマテラス粒子の研究が「大阪科学賞」を受賞:失敗を恐れずに挑戦し、可能な限り大きな課題に立ち向かっての成果

大阪公立大学 大学院理学研究科 物理学専攻の藤井 俊博准教授が、「第42回大阪科学賞」を受賞された。21世紀の新たな発展と明日の人類社会に貢献する研究として、今回の「極高エネルギー宇宙線の観測的研究」が選ばれた。 大阪科学賞は、大阪府・市および一般財団法人大阪科学技術センターが1983年に創設された賞で、近畿地方のさまざまな分野の科学技術の研究・開発に貢献された50歳以下の研究者に授与される。なんと藤井先生は最年少受賞。第2回目(1984年)は本庶佑先生が、2007年にはi

同性パートナー間での生体腎移植実施は諦めていた人への大きな希望

京都大学で同性パートナー間での生体腎移植が今年の5月に実施され、ドナー、レシピエントとも3週間の入院を経て、社会復帰されたという。日本での生体臓器移植は、日本移植学会倫理指針により、6親等以内の血族あるいは3親等以内の姻族でしか認められていないが、今回は、同性パートナーとして京都市のパートナーシップ宣誓制度に基づき宣誓し、法律上の夫婦又は家族と同様に取り扱う行政サービスを受けていた。レシピエントの慢性腎不全が進行し、腎代替療法が必要となる中で、同性パートナーが自らの自由意思で

今年もイグ・ノーベル賞は日本人、それもCaféで登壇してくださった武部先生!

ノーベル賞のパロディーで、ユニークな研究などに贈られる「イグ・ノーベル賞」の受賞者が発表され、ブタなどの動物に「お尻から呼吸する能力があることを発見した」として、東京医科歯科大学と大阪大学で教授を務める武部貴則先生らの研究チームが「生理学賞」を受賞。日本人の受賞は18年連続だそう。 研究チームは、肺による呼吸が難しくなったブタなどの動物の腸に、高い濃度の酸素を含んだ特殊な液体をお尻から送り込む実験を行った結果、どの動物も血液中の酸素が大幅に増え、ブタでは一定の条件のもとで、

ASCA30周年「架け橋の役割(現在)」ページを公開

この30年間で翻訳の仕方が大きく変化。Windows 95の誕生と普及、電子辞書、検索機能の精度向上により、翻訳に欠かせなかった専門辞書の購入や、図書館に足を運んで調べ物をする時間と手間が削減されました。その後、翻訳支援(CAT)ツール、ニューラルMTの登場など、IT技術の進化で翻訳の仕方も進化し、その流れを第一弾、「ありがとう30年(過去)」のページで紹介しました。 第二弾は「架け橋の役割(現在)」ページです。 トップに対談記事として「テクノロジーで新しい翻訳の価値を創造

明日ありと 思う心の仇桜 夜半に嵐の 吹かぬものかは:ASCA30周年

今年の桜の開花は少し遅かれ、ソメイヨシノに加えて枝垂れも咲き出したので、本格的な春の到来と4月からの新しい期のスタートを艶やかに祝ってくれている。 私は大の桜好き。生まれたのも、会社をスタートしたのもこの桜の季節である。爛漫の桜はもちろんであるが、咲き出したころ、そして静かに散る桜も素敵だ。松岡修造さんがどこかで、「桜はな、この一年のこの時のために全てを出してるから美しいんだ」と言われていて、まさに、と思っている。ずっと咲く準備をし、咲いたらあっという間に散ってしまう。押し

翻訳者・社会人の健康管理の基本は“自分ファースト”! :JTF関西セミナーより

新年1月12日、「自分の心身を自分で守ろう!フリーランス翻訳者のための健康管理術」と題し、「第3回JTF関西セミナー」が開催された。翻訳者と翻訳会社社員のための健康管理術について、熊本大学大学院生命科学研究部 神経精神医学講座 准教授 朴秀賢先生から、女性ホルモンと女性の健康について、一般社団法人SRHR Japan代表(SRHR:Sexual and Reproductive Health and Rights)、NPO法人女性医療ネットワーク副理事長、京都大学医学部附属病

ASCAのパートナーさんは未来志向!

ASCAのパートナーさんにMTやCATツールの利用状況についてアンケート形式で聞いてみた。「MTを導入することで翻訳時間が短縮したか」という問いに対して80%の人が「した」と答え、次の仕事に時間を当てたり、翻訳以外の時間に当てることができた、など業務効率の向上が確認できた。「短縮しなかった」と答えた20%の人は、作業短縮するには、用語集・TMの充実やスキルアップがポイントになるなどと答え、決してネガティブには取っていないように感じられた。 「機械翻訳の導入により、心理的、作

桜散る、坂本龍一が舞ってしまった

桜の花びらが舞う4月2日、坂本龍一の訃報は、言葉にならない悲しいニュースだった。桜散る、そして彼は舞ってしまった。 昨年のASCAのクリスマス忘年会で、音楽療法されているプロのピアニストに「戦場のメリークリスマス」の主題歌を生演奏いただき、参加者皆の心に響いた。大島渚監督の映画で、メインテーマ「Merry Christmas Mr. Lawrence」は今なお弾き継がれる代表曲である。もともと俳優にとして出演してほしいと依頼され、音楽を担当させてもらうことが条件だったという

神農祭で願うこと

11月22日、コロナで中断していた神農祭が久しぶりに開催された。江戸時代、八代将軍徳川吉宗の時代、道修町薬種中買仲間が株仲間として認められ、道修町が「くすりの町」として知られるようになり、今年で300周年だという。コロナで人通りが消えた道修町に人が溢れ、ちょうちんに並んだ製薬メーカーの名前が妙に懐かしく、やっぱりこれがないと、と嬉しくなったりしたりした。 200年前、大阪にコレラが流行したときに薬種仲間が病除けの薬として丸薬を作り、「神虎」(張子の虎)の御守と一緒に祈ったのだ

医薬分野におけるAI翻訳の現状と課題:薬事日報掲載

薬事日報10月17日号に、「医薬分野におけるAI翻訳の現状と課題」という特集が掲載され、製薬業界での機械翻訳(MT)の活用についての7頁もの記事が紹介されている。 まず、立教大学の山田優教授が、MTの現状と課題、MTをうまく使うためのポイントについて。MTの制度は飛躍的に上がったが、それでも誤ることがあるので、専門家によるポストエディットが不可欠である。専門用語集を一緒に作成するなど、翻訳会社との協力がカギであり、ベストソリューションだと述べている。 アジア太平洋機械翻訳

阪神淡路大震災をきっかけに起業 -石岡映子-

ある日突然、会社ブランディングを担うことになったASCAのなんでも担当、日下部です。みなさまこんにちは、こんばんは、そしてはじめまして。これからnoteを活用したASCAの魅力発信に取り組んでいきたいと思っています、素人です、よろしくお願いします!! まずはやってみよう!ということで、人生の、会社のセンパイに、若手の特権をフルに使った「センパイになんでも訊いてみよう」のコーナーをはじめてみます。2022年入社の中で一番態度の大きい私が、トップバッターで”訊く”お相手は、大先

ヤクルト優勝おめでとう、村上選手、ありがとう

ヤクルトの優勝もすごかったが、村上選手、22歳、王貞治を上回る56号を最終打席で打ったのだから、劇的、興奮のシーズンを飾った素晴らしい選手である。三冠王を達成しただけでなく、未来を創る。本当におめでとう。 私はヤクルトファンというわけではないが、一回り年上の兄がヤクルトファンだった。 当時、絶対巨人の試合しか放映されない田舎で、兄は、強きをくじき、弱きを守る、のだと宣っていた。巨人が負けたり、滅多にヤクルトは勝たないから、たまに勝つと上機嫌で、小遣いをくれたりもした。

ASCAのHPリニューアルとASCA Bulletinの配信開始

ASCAでは、本日付でホームページ(HP)をリニューアル。 「コトバも、医療技術と考える」というスローガンのもと、「医薬翻訳」「メディカルライティング」「Science」「AI翻訳ソリューション」「マーケティング支援」など、サービスの詳細や会社の強みなどをご紹介しています。採用や会社情報の一部、英語頁などは現在準備中で、追って公開するつもりです。 https://www.asca-co.com/ 前のHPはブログを主体とし、「働く」「学ぶ」「知る」などのブログコンテンツ

「MTユーザーガイド~機械翻訳で失敗しないための手引き」完成!

アジア太平洋機械翻訳協会(AAMT)のMTユーザーガイド委員会から、「MTユーザーガイド~機械翻訳で失敗しないための手引き」が発行された。 AI技術が発達したことにより、機械翻訳(MT)が身近に利用できるようになったことで、外国語を理解したり、外国語で情報発信したりできるようになった。しかしながら「MTには落とし穴があります」と書は始まっている。 MT翻訳は完ぺきではなく、思わぬ誤訳や訳抜けを起こす。そのため、自治体の情報発信に使われ、社会問題に発展することもあるが、これ