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ヤクルト優勝おめでとう、村上選手、ありがとう

ヤクルトの優勝もすごかったが、村上選手、22歳、王貞治を上回る56号を最終打席で打ったのだから、劇的、興奮のシーズンを飾った素晴らしい選手である。三冠王を達成しただけでなく、未来を創る。本当におめでとう。

私はヤクルトファンというわけではないが、一回り年上の兄がヤクルトファンだった。

当時、絶対巨人の試合しか放映されない田舎で、兄は、強きをくじき、弱きを守る、のだと宣っていた。巨人が負けたり、滅多にヤクルトは勝たないから、たまに勝つと上機嫌で、小遣いをくれたりもした。

万年最下位だった当時ヤクルトスワローズが、野村さんの力などもあってどんどん強くなり、古田選手がさらに強化した。

神宮という小さな球場をベースに、ヤクルトは強くなり、今年も優勝した。
必ずしも、資金があり、有名な球場だけが強いのではない、そんなことをヤクルトは教えてくれた。

強さとは何なのか、考えさせてくれる。

兄は56歳の時、白血病で亡くなってしまったが、最後までヤクルトを愛し、強きをくじき、の精神を貫いていた。

私はどうだろう、
強さや権威につい流されてしまいそうになる、そんな時、兄を思い出す。
クライアント良し、パートナー良し、社員良し、本当に三方良しか?
ヤクルトの優勝と村上選手の活躍で考える気機会になった。
ありがとう、また、日本一を応援したい、

文:石岡映子


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