【終了しました】第43回 Science Cafe 新しいシングルセル解析法で分かってきたT細胞の多様性と免疫疾患メカニズム
Science Cafeの概要
Science Café はScienceまたは姉妹誌に研究論文等投稿が掲載された日本研究者の方にZoom Webinarによるライブ配信にて講演して頂くイベントです。
研究内容の解説に加え、研究にまつわるエピソード、社会に与える影響や提言を交えてお話して頂きます。Q&Aセッションも設けております。参加は無料です。
日 時:2024年9月10日(火)14:00~14:40(予定)
演 題:新しいシングルセル解析法で分かってきたT細胞の多様性と
免疫疾患メカニズム
演 者:小口 綾貴子先生
理化学研究所 生命医科学研究センター リサーチアソシエイト
京都大学高等研究院 ヒト生物学高等研究拠点 (WPI ASHBi) 特任研究員
概要:
シングルセルRNAシーケンシングは、1細胞ごとの遺伝子発現を解析するツールとして広く利用されています。今回、我々は1細胞レベルでRNAの5′末端を正確に調べるReapTEC法を開発しました。この方法により、遺伝子発現とエンハンサー活性を同時にプロファイリングすることが可能となりました。この技術を用いて、多様なヘルパーT細胞のマルチモーダルなアトラスを構築し、各細胞が免疫疾患の発症にどのように関与するかを体系的に解明しました。本講演では、遺伝子発現解析のその先を目指し、シングルセル解析に秘められた真のポテンシャルをどう活かしきるのかについてお話ししたいと思います。
掲載号:Science 2024年7月5日号
5 Jul 2024, Vol 385, Issue 6704 DOI: 10.1126/science.add8394
【京都大学高等研究院 ヒト生物学高等研究拠点(WPI-ASHBi)村川グループ HP】
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