【終了しました】第45回 Science Cafe ヒトiPS細胞由来肝臓オルガノイド移植による肝硬変治療法の開発 ―免疫制御を介した新たな再生医療の実現 ―
Science Cafeの概要
Science Café はScienceまたは姉妹誌に研究論文等投稿が掲載された日本研究者の方にZoom Webinarによるライブ配信にて講演して頂くイベントです。
研究内容の解説に加え、研究にまつわるエピソード、社会に与える影響や提言を交えてお話して頂きます。Q&Aセッションも設けております。参加は無料です。
日 時:2024年11月14日(木)14:00~14:40(予定)
演 題:ヒトiPS細胞由来肝臓オルガノイド移植による肝硬変治療法の開発
―免疫制御を介した新たな再生医療の実現―
演 者:田所 友美 先生
横浜市立大学 医学部 臓器再生医学・助教
概要:肝硬変はウィルス性肝炎、脂肪性肝疾患、アルコール性肝炎などから進行した肝疾患であり、全世界で5000万人以上が罹患しています。肝線維化の進行に伴い肝機能が顕著に低下し、現状では肝臓移植のみが唯一の根本治療法です。我々は、発生期肝臓に組織学的・機能的に近似したヒトiPS細胞由来の肝臓オルガノイドを作製し、オルガノイド移植による新たな肝線維化治療法の開発に成功しました。本研究は、肝線維化と密接に関わる炎症反応をオルガノイド移植により制御し、従来治療が困難であった肝線維化が改善可能であることを示しました。本講演では、上記治療法の詳細や今後の展望についてお話できればと思います。
掲載号:Human iPSC–liver organoid transplantation reduces fibrosis through immunomodulation | Science Translational Medicine
Science Translational Medicine 2024年7月24日号 Science Translational Medicine 24 Jul 2024 Vol 16, Issue 757 DOI: 10.1126/scitranslmed.adg0338
【researchmap 田所友美先生】
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