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メディカルライティングにチャレンジしませんか?※第6期の申込み受付を終了しました。

メディカルライティングと聞くと、英語での論文執筆や新薬申請のCTD作成など、とても難しく、特殊な仕事だと思っている人は多いかもしれない。
そんな自分も、科学的な専門性を有し、海外に住んでいるライティングのプロでないと手を出せない仕事だと思っていた。
ASCAもライティングの仕事を10年以上やってきて、決して特殊でも、手が出せない仕事ではないことがようやくわかった。

“特殊”だと思っていた頃は、クレームの嵐。ベテランのプロライターが書いているのになぜ?と頭を抱えていた。原因は一つ、ライティングには、人とのコミュニケーションが何より重要であることが認識できていなかったのである。翻訳はオリジナル文書があるが、ライティングはオリジナル文書を作るので、何をどう書いてほしいのか、言葉にまとめるために、徹底的に聞き取り、ディスカッションしないといけないのである。自分よがりでなく、相手の立場に立って、また、読み手や審査する人の立場を考えて書くことが求められる仕事なのだ。

ASCAは7月から「ASCA Academy 第6期ライティング講座」をスタートする。「治験コース」「論文コース」二本立てである。座学と演習を組み合わせ、将来の仕事につなげられるようにプログラムを組んでいる。文系、理系、という枠を超え、相手の立場に立って書く心構えとスキルを伝授する。

「治験コース」の目的は、治験文書(Protocol、CSR、CTD)の構造や記載内容のみではなく、作成方法や使用方法を理解したうえで、これらの文書の作成に携われるようにすることで、ゴールはプロとして仲間に加わっていただくことである。
具体的には、開発計画の策定から骨子の作成、CSRやCTDの作成を、座学と演習を交えながら進めていく。
※第6期治験コースは申込み受付を終了しました。

「論文コース」の目的は、
1.        英語論文を読解し、要点をおさえた解説資料を作成できる、
2.        臨床に関する英語論文 (抄録・図表を含む) を作成できる
3.        学会発表用ポスター/スライド作成のポイントを理解し、作成できる
4.        QCのポイントを理解する
5.        学術論文の出版倫理について理解する
6.        投稿時の確認事項、注意点及び受理までのプロセスを理解する
などかなり実践的な内容になっている。
仕事に役立つ、仕事につなげる、この二つが目標である。
参加するだけでなく、積極的に質問をし、ディスカッションの重要性を認識してもらう場にしたい。
治験文書や論文の構造を知るだけでも翻訳に大いに役に立つ。
AIが進化する中で、生き残れる翻訳者、ライタ―を目指してほしいと考えている。
※申込み受付を終了しました。

次回の説明会は7月4日(火)に録画で開催される。講師が直接説明するので、迷っている人はまず参加してほしい。
※論文コースのみの説明です
※申込み受付を終了しました。