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【終了しました】第42回 Science Cafe 加齢と自己免疫疾患にかかわる新規ThA細胞


Science Cafeの概要

Science Café はScienceまたは姉妹誌に研究論文等投稿が掲載された日本研究者の方にZoom Webinarによるライブ配信にて講演して頂くイベントです。

研究内容の解説に加え、研究にまつわるエピソード、社会に与える影響や提言を交えてお話して頂きます。Q&Aセッションも設けております。参加は無料です。

日  時:2024年7月30日(火)14:00~14:40(予定)
演  題:加齢と自己免疫疾患にかかわる新規ThA細胞
演  者:岡村 僚久(おかむら ともひさ)先生
                 東京大学大学院医学系研究科 免疫疾患機能ゲノム学講座 特任教授

概要:
高齢者は獲得免疫の低下を伴う一方、慢性炎症性病態を伴う疾患が増加し、各種自己抗体を認める割合が増えることも知られています。この様な一見矛盾する現象は、免疫老化による影響が関与していると考えられていますが、加齢から自己免疫疾患発症に至る詳細なメカニズムは不明なままです。

当研究室は本学アレルギーリウマチ内科と共同して、400例を超える健常人および各種自己免疫疾患症例の解析から、加齢および自己免疫疾患と関連する「ThA (Age-associated helper T) 細胞」を新たに同定しました。

ThA細胞は、これまで別々の細胞が担うと考えられていた、細胞を傷害する作用と、抗体産生を促進する作用の2つの機能を併せ持つ、大変ユニークな細胞です。ThA細胞は高齢者で増加する一方で、自己免疫疾患の病態にも強く関わっていることを発見しました。
本講演では、ThA細胞の同定から、その機能、今後の展望につき紹介します。

掲載号:Science Immunology 2024年2月8日号
8 Feb 2024, Vol 9, Issue 93 DOI: 10.1126/sciimmunol.adk1643

【東京大学医学部附属病院 アレルギー・リウマチ内科 HP】

【東京大学プレスリリース】
https://www.h.u-tokyo.ac.jp/press/__icsFiles/afieldfile/2024/02/09/release_20240209.pdf

【NHKニュース】


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