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脳下垂体内分泌細胞の直接的な光受容によりホルモンが放出され、体表の色素沈着が促される - 東京大学 大気海洋研究所 海洋生命科学部門 - 神田 真司 先生

サイエンス誌(Science)に掲載された日本人著者からの日本語タイトルとコメントを紹介します

脳下垂体内分泌細胞の直接的な光受容によりホルモンが放出され、体表の色素沈着が促される
Direct photoreception by pituitary endocrine cells regulates hormone release and pigmentation

SCIENCE 3 January 2025, Vol 387, Issue 6728

本研究では、メダカの脳下垂体の黒色素胞刺激ホルモン(MSH)産生細胞が紫外線感受性の非視覚性受容体を発現し、UV光の直接受容によってMSHを放出することを示しました。このホルモンは、体表でのメラニン蓄積を促します。すなわち、直接的な日焼け以外に、脳下垂体の光受容に端を発する紫外線防御メカニズムをもつことが示唆されます。

東京大学 大気海洋研究所 海洋生命科学部門
神田 真司

https://www.science.org/doi/10.1126/science.adj9687