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チェッカー出身のプロジェクトマネージャー -平尾文美メアリー -

こんにちは。
今回は、私が所属するグループの上司「平尾文美メアリー」さんへインタビューを行いました。

平尾さんにインタビューをして感じたことは、新しいことにチャレンジすることを恐れずに、失敗から学ぶことはたくさんある。その失敗が自分の知識、経験として構築され、未来の業務へ役に立つということです。
平尾さんの前向きな考え方に、ASCA社員として、とても魅力を感じましたので、是非最後まで目を通してください!

ASCA歴

秋山「ASCA歴は何年ですか?」
平尾「ASCAのチェッカーとして10年、QC (Quality Check) 担当を2年、その後社員として4年目になります。」
秋山「今年で16年目ですか!とても長いですね。社員になる前の様子を聞いても良いですか?」
平尾「「チェックとは何か、不要な修正とは何か、チェッカーとして大事なことは何か、やるべきことは何か。」や、文書と謙虚に向き合う姿勢を創設者にたくさんご指導頂きました。」
秋山「SOP (Standard Operating Procedure)やWI (Working Instruction)を読んで行う基本的なチェックも大事ですが、創設者じきじきにご指導いただくと、特別感があって印象的ですね。」

苦労話

秋山「チェッカー時代からQC担当までを通して、苦労話はありますか?」

平尾「大型案件や長期案件に携わった時、しんどいと感じることもあったけど、苦労した案件ほど終わったときに達成感を感じられたから、苦労話、失敗話は山ほどあるけど、結局苦労したとは思ったことがないかな~(笑)」

秋山「しんどい時もポジティブ思考でいられるのはすごいですね!」

平尾「そうそう。どんな案件でも、一つ経験が増えたと思って、全てポジティブに変わっているよ。今まで色々な経験をさせてもらって、自分の経験値になっていると思っているからこそ、終わったときの達成感、充足感があって、その経験を次に活かしたいと感じているから、やっぱり苦労はないです!」

秋山「平尾さんは本当に前向きな考えをお持ちですね。どんな案件がきても、全てが経験と知識のためと思って励む姿は素敵です。」

秋山「努力が実ったと感じた瞬間はありますか?」

平尾「クライアントから継続して案件を依頼してもらえること。関連する文書1セット全てを依頼いただいたとき、努力してきてよかったと思えた瞬間だったかな。あと、CATツール(翻訳支援ツール)を使って新しいことを試行錯誤しながら、色々なプロセスを試して手応えが感じられた時。もちろんトライアンドエラーもたくさんあったけど、ここで一生懸命に悩んだことは無駄ではなかったかな。パートナーさん(業務委託の翻訳者さんやチェッカーさんなど)にもクライアントにも喜んでもらえると純粋に嬉しいなと思います。」

ファーストペンギン

平尾「私は「ファーストペンギン」って言葉が好きなんだけど、知ってる?」
秋山「いえ、知らないです。どういう意味ですか?」
平尾「ペンギンって、群れで行動しているでしょ?海の中には天敵もいるから水の中に飛び込むときに先頭の1匹が飛び込まないと、残りのペンギンたちも飛び込まないんだけど、自分はASCAの中で最初に水の中に飛び込む「ファーストペンギン」でありたいな~と。CATツールやMT(Machine Translation)とか、時代に沿った新しいことにたくさんチャレンジしたいし、新しいことを知りたいなと。」
秋山「なるほど、確かに新しいことにチャレンジをするときは、失敗を恐れて、初めの一歩が出しにくいですけど、誰かが率先して挑んでくれることで、周りも次々と挑戦しようという気持ちになりますね。」
平尾「そうだね。トライアンドエラーがつきものかもしれないけど、失敗に恐れないで新しいことにチャレンジすることは大事だと思うよ。」

新人や他のスタッフに伝えたいこと

秋山「新人や他のスタッフに伝えたいことはありますか?」
平尾「翻訳のファイルは、バトンだと思っています。第一走者がクライアント、第二走者がPM(プロジェクトマネージャー)、第三走者がパートナーさん、第四走者がPM、最終走者がクライアントというように、一周回るバトンだと思っています。みんなが同じ方向を向いてゴールのイメージを共有しないと、うまくバトンが回らないでしょ?PMはクライアントの意向をパートナーさんにきちんとバトンパスすることが大事だと思うのね。協働してファイルのバトンを繋ぐというのをモットーとしているかな。PMはコミュニケーションがとても大事で、依頼内容をしっかり理解して、パートナーさんへ共有すること。パートナーさんから頂いた翻訳時の疑問点を、クライアントへ伝えること。そして、クライアントからのフィードバックをパートナーさんに伝えること。このバトンパスはとても大事だと思っています。」

まとめ

平尾さんのインタビューは、たった30分しかなく、16年間の歴史を知るには物足りなかったと感じました。
忙しい環境の中でもいつも明るく、前向きに考えている平尾さんと一緒にお仕事をしていると、気持ち的にも余裕が出てくるので、部下として必要不可欠な存在です。
PMはコミュニケーションが大事と言うだけでなく、「リレーのバトンのようにファイルパスをすること、正しく情報を伝達すること。」というイメージができたので、今後も、人への話し方、伝え方等を意識しながら、業務に励みたいと思いました。