【従業員の物語】今こそ大事なのはコミュニケーション -鈴木さん
ASCAに入社したきっかけを教えてください。
前職は、ホテルでコンシェルジュ、そのあと留学を経て、愛知県の自動車メーカーで翻訳をしていたのですが、大学時代を過ごした関西で働きたくて探していたところ、アスカコーポレーションに出会いました。面接では、1時間くらい石岡さんと雑談をしていた記憶があります。あとで他の方の面接でもそんな感じだったと聞いて、石岡さんはこうして相手の雰囲気を見ていらっしゃるのだなと思いました。
印象に残っている仕事は?
あるクライアントの超大型案件(100ファイル以上)を数か月かけて翻訳しました。当時はPMが4人で、お互いを助ける余裕もなく、完全に1人だけでスケジューリングして、手配して、納品したのですが、かなりの達成感がありました。でも不思議と内容はまったく覚えていません。
また別のクライアントの仕事も一生忘れられません。いろんな薬剤の治験関連文書の翻訳依頼がたくさん重なって来ていた時期があったのですが、とにかく手配するだけで精いっぱいでした。翻訳者さんにもチェッカーさんにもかなりタイトなスケジュールでお願いしてなんとか納品を終えましたが、結果ミスが多発し、大きなクレームにつながってしまい、東京まで謝罪に行きました。納期の交渉もせず、依頼全てを受けていた自分に責任を感じました。
仕事以外での思い出は?
他のPMとチェッカーさんの4人ぐらいで居酒屋さんに飲みに行って、2軒目で朝まで雑魚寝してしまったことがありました。ただそんな場で、仕事やプライベートの話など、熱く語り合いました。そんなふうにPMとチェッカーさんとの距離が近く、部活みたいで楽しかったです。
PMからチェッカーに転向したのはなぜ?
ファイルの中身を読み込みたかったからです。クライアントから質問されてもPMの立場では答えられず、いつもモヤモヤしていて、ファイルの内容を理解できるようになりたい、という思いが強くありました。チェックの仕事をするようになって、文書がどのように構成されているか、どこがポイントかもよくわかるようになりました。また、こんな参考資料が欲しいとか、こうしてはどうかなどPMの方に提案できるようにもなりました。ただこの仕事は奥が深くて、いまだに慣れなくて時間のかかることも多いです。
ASCAの仕事で変わったなと思うことは?
フィードバックが少なくなった気がします。また以前は、規模の大きな案件や複雑な仕事はとくに、直接話をして業務の背景や内容を正しく理解したうえで取り掛かっていたのですが、今はメールだけのことが多いですね。もちろん、説明してくださるPMの方もいらっしゃいます。メールだけだと指示内容がよくわからないこともあり、そういう場合は仕上がりにも影響するので、直接お話しして全体像を把握できたら望ましいです。
これからのASCAを担うスタッフへのメッセージ
前の話ともつながるのですが、良いものでも悪いものでもフィードバックがあれば、モチベーションにつながります。
案件数も多いので1つ1つについて行うのは難しいかもしれませんし、日常業務で忙しいと思うので、例えば大型案件や複雑な案件だけとか、フィードバックがあるといいですね。あれどうだったかなと意外に気になっているので。
機械化が進んでAIが発達する今だからからこそ、やはりコミュニケーションって必要ですよね。システマティックに進められることも重要だし、システマティックになり過ぎないようにすることも重要、バランスが大事だと思います。でもそれこそがASCAの良いところです。チェックの仕事は1人で完結しようと思えばできてしまうので、孤独を感じることもあるのですが、だからこそ余計にPMとのコミュニケーションは大事ですし、モチベーションにもつながるのではないかと思います。