これまでのAI翻訳Webinarのまとめ
これまで株式会社アスカコーポレーション(以下、ASCA)が開催しましたAI翻訳関連のWebinarについて下記にまとめました。
ASCAは、これからもAI翻訳関係のWebinarを開催してまいります!
各Webinarの内容についてのお問合せもお待ちしております。
ASCA Informational Translation Technology (AITT) 第1回MTセミナー 「AIを使った治験実施計画書(プロトコール)の翻訳」
日時:7月7日(水)14:00-14:45
このシリーズでは、AIを導入した機械翻訳を医薬品開発業務に取り入れ、活用していくためのメソッドを考えます。第1回は、治験に用いる資材の中でも代表的な文書である治験実施計画書の翻訳を取り上げ、AI翻訳によって何ができるのか、何が変わるのかをご紹介します。
・AI翻訳の性能と限界
・AI翻訳を効果的に使うには
・治験実施計画書の翻訳のための最適化
・質疑応答
ASCA Informational Translation Technology (AITT) 第2回MTセミナー 「AIを使ったCTD翻訳とフォーマティング」
概要
英語版CTDから日本語CTDを作成する場合、大量の翻訳や用語・書式合わせなど、多大な時間と手間、知恵と経験を要します。そうした実情の中、AI翻訳を取り入れ、機械で作業可能なものは機械で賄うことで、従来必要だった手間と時間を大幅に削減することが可能になりました。今回のセミナーでは、AI翻訳とCAT Tool(翻訳支援ツール)を組み合わせ、AI翻訳を効果的に使用する方法を紹介します。また、AI翻訳を使用する際にファーマティングの側面で注意すべきポイントをご紹介いたします。
対象:CTD作成にかかわる製薬メーカー、CROの皆様
プログラム
第一部:「AI翻訳を取り入れたCTD翻訳」
講 師: 株式会社アスカコーポレーション 佐藤直人
英語CTDから日本語CTDを作成する際に発生する和訳業務に関し、AI翻訳活用のポイントと実例(CTD臨床パート)を紹介します。
・CTD翻訳作業の現状
・AI翻訳への期待と限界
・AI翻訳の効果的な活用:CAT Toolの使用
・AI翻訳の効果的な活用:前処理と後処理
・品質基準への合意
(※説明、肩書はWebinar開催当時のものです。)
第二部:「AI翻訳ドキュメントにおいて、eCTD作成の電子的観点から注意すべきポイント」
講 師:イーサ株式会社 業務本部 マネージャー 鈴木玲央 氏
AI翻訳後の資料において、eCTDに含める際に気を付けるべきポイントを編纂業務の観点から考えます。
・AI翻訳後の資料について
・AI翻訳利用時に注意すべきWordのチェックポイント
・Word作成時のエラーが、eCTD編纂に与える影響
(※説明、肩書はWebinar開催当時のものです。)
AITT第3回MTセミナー 「医薬特化型の日中リレーAI翻訳で中国でのビジネスをサポート」
概要
日中のAI翻訳は汎用型のものが存在する程度で、医学・製薬を含む専門分野での精度はまだ十分ではありません。そこで、ASCAとゴールデンブリッジ社は共同で、英⇔中の医薬専用AI翻訳と英⇔日の医薬専用AI翻訳をリレーすることにより、専門性の高い日中翻訳案件にも対応可能なMTを開発しました。ただ2つのAI翻訳を連結するだけでなく、精度を高めるための工夫も行っており、その独自技術も一部紹介します。
対象:中国展開を進めている/実施予定の製薬メーカー、CROの皆様
プログラム
講 師: 株式会社ゴールデンブリッジ 石田 慎介氏
内 容: ・日中リレーAI翻訳の仕組み
・リレー翻訳の課題と克服のための取り組み
・日中リレーAI翻訳の性能・使用例
・質疑応答
(※説明、肩書はWebinar開催当時のものです。)
「医学・医薬に特化したAI翻訳の実力、効果的な使い方」
概要:
製薬関連企業の開発担当者様、研究者様にとって、海外情報の収集や、外国語を使っての資料作成は時間を取られる業務の1つです。「そのまま使いたい(精度を上げてほしい)、カスタマイズしてほしい、学習させたい、ポストエディットをしてほしい、などというお客様の期待に応えるために、数年前から独自データを作成し、機械学習、オリジナルのAI翻訳を研究開発・活用してきました。昨今の医薬業界のAI需要拡大を受け、この度「医薬特化AI翻訳プラットフォーム"AIKO SciLingual"(アイコ サイリンガル)」をリリースいたします。
"AIKO SciLingual"のリリースを記念して、最先端翻訳研究家、立教大学山田優教授をお迎えして、世界のAI翻訳の実力、医薬・製薬業界特化AI翻訳の実力、効果的な使い方について紹介いたします。
対象:
・製薬メーカー、CROの皆様
・DXのご担当者様
・既に別AI翻訳システムを導入されている方
内容:
・第一部:AI翻訳の実力、効果的な使い方とセキュリティ
・第二部:医薬特化AI翻訳プラットフォーム"AIKO SciLingual"のご紹介
・質疑応答
講師:立教大学 異文化コミュニケーション学部 教授 山田 優 氏
一般社団法人アジア太平洋機械翻訳協会(AAMT) 理事
東京都出身。米国ウエストバージニア大学大学院修士(言語学)。立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科 博士(異文化コミュニケーション学/翻訳通訳学)。 フォードモーター社内通訳者、産業翻訳者を経て、株式会社 翻訳ラボを設立。日本通訳翻訳学会理事歴任。一般社団法人アジア太平洋機械翻訳協会(AAMT)理事。
著書:「自動翻訳大全 終わらない英語の仕事が5分で片づく超英語術 (ENGLISH HACKER'S HANDBOOK)」三才ブックス
(※説明、肩書はWebinar開催当時のものです。)
中国語医学・医薬特化型AI翻訳の活用 中国ビジネス最前線 ― AIKO SciLingual セミナー
中国市場をターゲットにAI自動翻訳を活用
中国市場でビジネスを行う場合、最新情報は中国語で公表されることがほとんどであり、論文掲載や申請などにも中国語への翻訳が不可欠です。
2016年のニューラルMTの登場により、AI翻訳の品質が劇的に向上したことで、グローバルに事業を展開している製薬メーカーやCROではAI翻訳の導入が進みました。しかし、英語・中国語間の翻訳に比べて、日本語・中国語間の精度は十分とは言えず、使いにくい状況が続いてきたのではないでしょうか。
そこで、ASCAとゴールデンブリッジ社は共同で開発を行い、医学・製薬専門領域の中日翻訳案件に対応可能なAI自動翻訳を開発しました。本セミナーでは、日本語・英語・中国語のそれぞれの翻訳精度や、活用事例を紹介させていただきます。
開催日程
日時:2022年3月23日(水) 14:00~14:45
形式:オンライン (Zoomウェビナー形式)
内容・対象の皆様
第1部:中国語医学・医薬特化型AI翻訳の活用 中国ビジネス最前線
講師:株式会社ゴールデンブリッジ 石田 慎介 氏
第2部:AIKO SciLingual サービスご紹介・Q&A
担当: 早川威士
◆こんな方に:
・医薬品開発に関する中国の最新動向を確認したいお客様
・中国からの翻訳引き合いが発生しているお客様
・中国語翻訳にAI自動翻訳を取り入れたいお客様
日中医薬ビジネスにAI翻訳は有効か? 医薬・医療機器の承認申請プロセスの現場から
医薬・医療機器の中国での承認、または日本への導入が進む中、規制、プロセスの違いだけでなく、言葉の壁は大きな障壁の一つである。申請のスピードアップ、コスト削減、完成度の向上を図るため、中国CRO、日本での中国進出を支援するお二人に、医薬・医療機器の申請資料の翻訳体制、申請事情などについてお話を伺い、医薬に特化したAI翻訳エンジンが、医薬・医療機器メーカのグローバル展開を支援する可能性を探る。
開催日程
日時:2022年4月20日(水) 14:30~16:00
形式:オンライン (Zoomウェビナー形式)
プログラム
1. 中国での申請事情と翻訳の体制、それらの課題
上海潤東医薬研究開発有限公司 社長 姜 海 氏
姜氏は、中国の大手CROの一つであり、中国の新薬開発を強力に進める会社を率いる。
日本での留学経験、CRO業界での経験もあり、日中ビジネスの取り組みについて、現場の状況と日本への期待についてお話しいただく。
2. モリモト医薬の中国サポート事業の紹介
株式会社モリモト医薬 代表取締役 盛本 修司 氏
盛本氏は、自らの武田薬品等での20年余の中国ビジネス経験をベースに、日系企業の中国進出を広くサポートしている。
現場の課題や可能性についてお伺いする。
3. 中国薬事コンサルティングの事例紹介
株式会社モリモト医薬 国際部 担当部長 永井 秀史 氏
永井氏は、中国駐在の累計10年間と製薬協アジア部会での4年間、中国の医薬品規定の日本語訳責任者を勤め、現在も中国薬事コンサルティング等で日系企業をサポート。
経験を通し、様々な事例を紹介いただく。
14:40~15:55 Q&A
15:55~16:00 閉会の挨拶
(※説明、肩書はWebinar開催当時のものです。)
安全性関連文書 新時代の翻訳プロセスとは?
~医薬・医学特化型AI翻訳と人によるCIOMS翻訳業務の効率化~
医薬品開発・製造販売のグローバル化に伴い、製薬会社にとって安全性情報を国内外で共有することが、重要な任務である。各社の安全性部門では、治験薬/市販後医薬品に関する医薬品安全性情報、すなわち国内症例、海外症例、文献情報、各種報告書の翻訳(日英、英日)など、様々な業務が存在し、時間の制約もあることから、効率化と迅速化が長年の課題であった。
一方で、2000年代には翻訳支援ツールの普及が進み、さらに、近年ではニューラル機械翻訳(AI翻訳)の登場により、機械翻訳の精度が大きく向上した。ASCAでは医薬品開発のスピードアップへのニーズに応えるため、AI翻訳の開発、特に医薬・医学特化型翻訳エンジン開発を手掛けている。
本セミナーでは、特化型AI翻訳エンジンと過去翻訳の言語資産を活用した期間短縮につながる新たな手法について概説する。
開催日程
日時:2022年5月25日(水) 14:00~14:45
形式:オンライン (Zoomウェビナー形式)
スピーカー
株式会社アスカコーポレーション 上條 猛
薬学博士。某大手製薬会社にて、研究、臨床開発、翻訳業務などに従事し、国内・海外の複数の開発プロジェクトに関与。アスカコーポレーションでは前職での経験を活かし、医薬品開発・製造販売関連文書の翻訳マネジメント、AI翻訳技術導入支援に従事。
(※説明、肩書はWebinar開催当時のものです。)
こんな方に
・安全性、ファーマコビジランス業務のご担当者様
・CIOMSをご担当されている方
・AI翻訳のトレンドを知りたい方
・ツール導入により翻訳作業時間を短縮したい方
・翻訳体制を見直したい、再構築したい方
・セキュアなツールの導入を検討されている方
プロトコールと関連文書 AI翻訳を取り入れた次世代の翻訳プロセスとは?~医薬・医学特化型AI翻訳と人による治験関連文書の翻訳業務~
新薬のグローバル開発を日本で実施する上で、治験関連文書、特に治験実施計画書(プロトコール)の翻訳をいかに効率よく翻訳するかが重要です。この作業にはとりわけ高い専門性と正確性が求められ、医薬専門の翻訳者が時間をかけて取り組む必要があり、社内での翻訳は困難であると考えられてきました。
一方で、翻訳をサポートする技術は着実に進歩し、2016年に開発されたニューラル機械翻訳(Artificial Intelligence [AI])を取り入れた翻訳手法)の登場により、機械翻訳の精度が大きく向上しました。
本セミナーでは、医薬・医学特化型のAI翻訳エンジンに加え、参考資料の対訳や用語集を組み入れたAI翻訳システム活用することで、社内での治験関連文書の翻訳を可能となる新たな手法について概説します。
セミナー概要
AI自動翻訳で医学論文を業務活用するテクニックを紹介
ASCAが独自に収集した専門データで開発したAI自動翻訳エンジン SciLingual は、臨床分野に幅広く対応し、オンコロジー、感染症など、現在の医薬品開発に欠かせない専門領域もカバーしています。
リリースから多くのお客様にご活用いただいており、難解な海外医学論文からの情報収集、論文データを取り入れた営業資料、教育資料の作成、論文の執筆などに役立つとのお声をいただいております。
本セミナーでは、皆様の業務効率化の参考になるようなテクニックを実際のご活用例とともに紹介いたします。
日時:2022年2月24日(木) 14:00~14:45
形式:オンライン (Zoomウェビナー形式)
第1部
AI自動翻訳で医学論文を業務活用するテクニック
・PDF、PPTXファイルをうまく活用するテクニックなど
・AI自動翻訳の訳出結果を良くするテクニックなど
第2部
AIKO SciLingual サービスご紹介・Q&A
AIKO SciLingual の機能や仕様、具体的な操作についてデモを交えてご説明します。
◆こんな方に:
・MA / MSL のご担当者様
・投稿用supplementの効率化を求める方
・MRの学習・教育用のツールを検討中の方
・論文抄読会の教育効果を高めたい方
担当:株式会社アスカコーポレーション 早川 威士
論文ライティング分業化時代、論文の英語化にAI翻訳は有効か?
日本臨床医学分野の論文発表数が少ないことが問題化しており、原因のひとつに論文執筆者の多忙があげられる。その解決策としてライティングの分業化が推進され、プロフェッショナル・メディカルライターの存在も広く知られるようになった。一方で、英語での投稿論文作成については、ライターに依頼せずとも、自分で作成した日本語原稿を「Google翻訳」や「DeepL翻訳」などの無料AI翻訳にかけた後、(ネイティブ)チェックを行うだけで十分であるという声も上がっている。
本セミナーでは、論文の英語化にAI翻訳を活用できるのかについて、論文英語化において起こる問題点もあわせ、実際にメディカルライティングに関わる現場から概観する。
開催日程
日時:2022年7月28日(木)14:00 - 14:45
形式:オンライン(Zoomウェビナー形式)
担当:株式会社アスカコーポレーション 橘 尚子
こんな方に
・MA/MSLのご担当者様
・投稿用原稿作成の効率化を求める方
・AI翻訳の特性を理解したい方
・AI翻訳を正しく活用したい方