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ASCA Academy ライティング講座 第6期リポート②

ライティング講座第6期の8月のリポートをお届けします。

治験コース

8月は第1回に続きCTD(コモン•テクニカル•ドキュメント)をテーマに、第2回と第3回の講義が行われました。CTDの骨子を考えるために、7月に各受講生が考えた製剤について、さらに掘り下げていきます。

第2回では、その製剤にどんなニーズがあり何を求められているか、剤形はどうするのがよいかについて、また第3回では薬物動態特性について考えました。
薬物動態とは、その薬品が体内でどのように吸収され、どのように排出されるか、その期間などを示したものです。

こういった製剤の特徴を考えていくことで、CTDに具体的に何を書いていくかを考えていきます。 

今回も、指名された方の発表が終わると、早速質問が飛び出しました。かなり専門的な知識をお持ちの方も多く、質疑応答を重ねるごとに皆様の頭の中のCTDが少しずつ具体的になっていくようでした。

次回も引き続き、CTDを取り上げる予定です。 

論文コース

第3回の論文コースの課題は、チェックリストを使いながら、論文のどこに何が記載されているかを確認するというものでした。このチェックリストは、研究者自身が、論文に必要事項が全て含まれているかを確認するためのものなのですが、今回はすでに発表されている論文をもとに、受講生の皆様にページ数を埋めていってもらいました。

「他人が書いた論文の中から情報を拾うということは、なかなか難しく、課題に手こずりました」との声もありました。しかし、論文の内容から要点を見つけ出し、発表用にまとめるといったこともメディカルライターの仕事のひとつですので、こういった訓練を重ねていくことで、少しでも実際のお仕事に繋げていただければと思います。

第4回の講義はパワーポイントを使用した表の作成方法の解説でした。

表や図の作成は、論文や論文関連資料の作成には必要不可欠ですが、そのテクニックを学ぶ場所はあまり無いようで、以前から好評なテーマのひとつです。

講義本編が終わった後には、放課後タイムという時間を設けています。

講義内では聞きづらかったことや、「メディカルライターになるには」などのざっくばらんなお話も。業界の裏話も少し聞けるかも? なこの時間を楽しみにしてくださっている受講生の方もいるのではと想像したりもします。

次回の第5回では表に引き続き図の作成方法がテーマとなる予定です。

 その他情報

担当講師や第1~5期までの詳細などは、以下のリンク先からご確認ください。