AIを組み込んだ翻訳の自動化
AI翻訳で翻訳を効率化
AI翻訳はただ導入するだけでは翻訳業務の効率化にはつながりません。AI翻訳をうまく使いこなすには、どのようにワークフローに組み込むか、AI翻訳の誤りを人手工程でどうカバーするか、翻訳対象のデータファイルをどう扱うか、さらにAI翻訳自体をどうカスタマイズするか、など考えるべきことは多岐にわたります。
このページでは、私たちがカスタマイズしてお客様に提案したAI翻訳の活用事例をご紹介します。
AI翻訳を活用した自動化システムによる CIOMS Form作成 (Narrative英訳) サービス
弊社では、生産性向上を求める市場のニーズに応えるため、自動化技術とAI翻訳の導入によって、個別症例安全性報告などの情報源からCIOMS Formを含む英語フォーマットを自動的に生成するサービスの提供を2019年の4月より開始しています。
本サービスにおける自動化システムの中核には当社がカスタマイズしたAI翻訳エンジンがあり、これは副作用報告のために特化して開発されたものです。同じく独自に開発された自然言語処理技術との組み合わせによって、このAI翻訳は汎用のAI翻訳エンジンに比べ高い精度を実現しています。最終的な生成物は必ず人間によるチェックを経て納品されますが、人間の作業を通常の翻訳工程に比べ50%~100%削減することに成功し、大幅に効率を改善しています。さらに、あらかじめ既存のデータをご提供いただき設計に反映することで、開始時点でのシステムの精度をより高めることができます。入力するデータシートの形式や出力するテンプレートもカスタマイズすることが可能なため、柔軟に運用できるのも特徴です。
本システムは生成するドキュメントの品質向上と同時に、大幅なコスト削減と作業期間の圧縮を達成しています。コストは当社が従来提供してきた人手翻訳より約50%削減でき、入稿から24時間以内での納品が可能です。また、人的資源に依存しない高いスケーラビリティを実現しているため、毎日の作業量の増減にも柔軟に対応できます。
お問い合わせ先
私たちは本サービスによって、安全性情報管理/信頼性保証部門の業務の効率化を通じ、顧客の皆様の生産性の向上や、働き方の改善を強力にサポートすることを目指しています。
是非お問い合わせください。
担当 : 営業部 古谷 慶之
e-mail: aiko.scilingual@asca-co.com
お問合せフォーム:
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