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海外申請用のCTD翻訳の事例紹介

株式会社アスカコーポレーション(以下、ASCA)は長年ライフサイエンスの分野で翻訳をサービスとして提供させていただいております。本記事では過去に対応させていただきましたCTD M2~M5の英訳翻訳の事例をご紹介いたします。


希望納期は半年

プロジェクト開始にあたり、お客様にヒアリングしたところ、全13,000ページのCTD英訳をクライアントレビューおよびレビュー結果の反映まで含めて、半年で完了してほしいというご要望をいただきました。

ASCAのコアバリューには「何とかしますの解決力」がありますので、もちろん対応できるように調整しました。

ご要望を実現するための提案

CTD M2~M5の英訳翻訳プロジェクトを納期半年で行うにあたり、弊社登録の実力のある翻訳者によって翻訳を行うのはもちろん、システマティックな取り組みで品質の担保と納期の短縮を実現すべく、下記のような提案を行いました。

ASCAからのご提案
1. 翻訳メモリ(TM)の使用参考資料の対訳データを基に翻訳メモリを作成し、参考資料との整合を保ちながら作業を実施。

2. 上位モジュールを先に翻訳、最終化まで進め、その後に関連する下位モジュールの作業を実施(M2.5の翻訳後にM2.7、M5を翻訳など)。上位モジュールの翻訳結果を下位モジュールの翻訳に確実に反映。

3. レビューで確認する項目やレビュー時のルールを設定専門用語の確認、レビュー結果は1ファイルにまとめる、修正指示は「~ではないか?」ではなく明確にどのように修正するかをご指示いただく。

4. 納品前に可能な限り事前に不明点を確認する納品後にすべてレビューいただくのではなく、事前に確認いただくことでレビュー時間を削減。

結果

上記の弊社からの提案などの効果もあり、作業開始から半年ですべてのファイルを最終化することができました。
先に上位モジュールの翻訳結果を固定することで、下位モジュールの翻訳結果に大きな指摘はなく、最終化まで円滑に進めることが可能になったのもご要望の実現に欠かせなかったことです。

当時プロジェクトをマネジメントした佐藤 直人

お客様からは「あれだけのページ数の資料があっという間に翻訳されていくのを見て、感動した。今後も別薬剤のCTDの翻訳が必要になるので、次回もぜひお願いしたい」という評価をいただきました。

ASCAについて
AI翻訳技術とITツールの進化によって、私たちが費やしていた膨大な時間と手間からの解放が可能になりました。
長年培った専門性を武器に、人とAIの共存による次世代サービスを提供します。
「コトバも、医療技術だと考える。」
「言葉はきっと、命を守れる。そう信じて、今日も明日も歩み続けます。」

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