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「第18回AAMT長尾賞/第10回AAMT長尾賞学生奨励賞 受賞記念講演」(6月21日)参加無料!翻訳者さんに聞いてほしい!

6月21日(水)15:30~17:00、アジア太平洋機械翻訳協会(AAMT)第4回定時社員総会が開催され、記念講演として「第18回AAMT長尾賞/第10回AAMT長尾賞学生奨励賞 受賞記念講演」が催される。このイベントはオンラインとリアルのハイブリッド形式で行われ、総会はAAMT会員に限定されるが、記念講演はだれでも無料で参加できる。
https://peatix.com/event/3589033から申し込み、MTの最新研究成果を直接聞いてほしい。

第18回AAMT長尾賞は「医薬品開発業務を迅速化するための機械翻訳の協調的開発と運用」というタイトルで、中外製薬株式会社 信頼性保証企画部 翻訳マネジメントグループとASCAが賞を受け、当日は開発を担当した早川が取り組みを紹介する。

新薬開発のスピード化を追求するために、中外製薬様では長らく翻訳のプロセス改善に取り組んでおられた。ASCAも、高い精度を保ちつつ、より速く、安定的な翻訳品質を追求するために、機械翻訳の開発・導入を進めていた。その両者の思惑が合致し、運用にこぎつけたのが今回のプロジェクトである。

組み立てからコーパス準備に始まり、PEのスタイルガイドから評価まで、実施までに1年はかかったかもしれない。まだまだMTの精度に不安があった時代ではあったものの、中外製薬様の理解と熱意のおかげでここまでの価値を生むまでになったのだ。

そうした取り組みと効果を今回のセミナーで発表する。
なぜMTを使わなければいけないか、納得しにくいと思っている翻訳者さん、チェッカーさんにも聞いてほしい。MTは翻訳に欠かせない、最高に便利なツールである。

加えて、東京都立大学システムデザイン研究科と東京工業大学情報理工学院の学生さん研究による、長尾賞学生奨励賞も興味深い。合わせて聴講してほしい。(石岡映子)

関連記事:「第18回(2023年)「AAMT長尾賞」を受賞しました」


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