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駆け出し翻訳コーディネーター、翻訳祭に行く

こんにちは、駆け出し翻訳コーディネーターのSです。
10月27日(金)に翻訳祭の現地会場に参加してきましたので、ルポを書きました。是非ご覧ください。


興味深いセミナーの数々

オンライン開催でも多くのセミナーが開催されていますが、現地でも非常に多くの講演がありました。下記に、私が聴講したセミナーをいくつか挙げます。

これからの翻訳業界での働き方を考えよう 第4弾(2023年)

【プレゼンター】
翻訳者 中野 真紀 氏
株式会社ホンヤク社 成田 崇宏 氏
株式会社インターブックス 古河 師武 氏
【概要】
コロナ禍を経た、翻訳会社・翻訳者それぞれの働き方について、事前アンケートをもとに現状を伝えたり、意見交換のような形で進行。翻訳会社と翻訳者が双方に求めるものなどを紹介。

この講演では、翻訳者のChatGPT使用率など、興味深い数字を知ることもできました。また、PMの必須スキルについての話もあり、実務で役に立ちそうなお話を聴くこともできました。

基調講演「翻訳の可能性」

【プレゼンター】
杏林大学名誉教授 日本語学者 金田一 秀穂 氏
【概要】
日本語の奥深い表現、意味合い、使われ方を通じた、翻訳(別言語から別言語へ訳す)の必要性についてのお話。

金田一先生の基調講演では、日本語の独特の表現から翻訳の「可能性」=「楽しみ」についての話を聴くことができました。
「翻訳」に限らず、日本語を使う上で大事なこともお話いただいており、アーカイブで繰り返し見ることができないのが本当にもったいなく思います。

「翻訳会社は翻訳者のココを見てる!現役翻訳コーディネーターの視点」

【プレゼンター】
司会進行:カセツウ代表 酒井 秀介 氏
アイ・ディー・エー株式会社 木村 仁美 氏
株式会社オレンジ社 谷 順一郎 氏
株式会社アビリティ・インタービジネス・ソリューションズ 塩崎 理恵 氏
【概要】
現役翻訳コーディネーターとして、どのような視点で翻訳者を見ているか、採用時の基準、評価基準、レートの決め方など

こちらのセッションでは、プレゼンターが現役翻訳コーディネーターとして、どのような視点で翻訳者を見ているか、採用時の基準、評価基準、レートの決め方などについてお話をされていました。各社のパートナー採用のフローなど、ここでしか聞けない・聞きづらいようなお話を知ることができて、とても貴重な時間を過ごすことができました。

翻訳祭に現地参加してみての感想

私は初めての翻訳祭参加で、まだ翻訳コーディネーターとしても経験が浅く、業界を知るためにも他の翻訳会社の様子や翻訳者の方々の様子が見れるセミナーを中心に参加しました。

各社それぞれの考え方や取り組みを知ることができ、今後の目指すべきところの指標を得ることができたような気がしました。
また、業務を行う上で、今後も一人ひとりとしっかり向き合い、パートナーの方々との繋がりを大切にしたいと感じました。

また、ASCAも専門性の高い翻訳会社として、今後も真摯にクライアント、パートナーと向き合い続けることで、医薬分野に貢献し続けたいと強く思いました。

文: S


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