
Science Update 24 November, 2023
サイエンス誌(Science)に掲載された日本人著者からの日本語タイトルとコメントを紹介します。
An extremely energetic cosmic ray observed by a surface detector array
地表検出器アレイにより極めて高いエネルギーの宇宙線を検出した
極高エネルギー宇宙線は、宇宙から降り注いでいる粒子の中でもっともエネルギーが高く、宇宙磁場で曲げられにくいことから、到来方向が発生源を指し示す「次世代天文学」として期待されています。今回、テレスコープアレイ実験の15年の運用の中で、史上最大級のエネルギーを持つ2.4垓電子ボルトの宇宙線の検出に成功しました。
大阪公立大学大学院 理学研究科
南部陽一郎物理学研究所
藤井俊博