【終了しました】第31回 Science Cafe 自己免疫疾患の新たな治療ターゲット:COMMD3/8複合体
Science Cafeのご案内
Science Café はScienceまたは姉妹誌に研究論文等投稿が掲載された日本研究者の方にZoom Webinarによるライブ配信にて講演して頂くイベントです。
研究内容の解説に加え、研究にまつわるエピソード、社会に与える影響や提言を交えてお話して頂きます。Q&Aセッションも設けております。参加は無料です。
日 時:2023年6月27日(火)14:00~14:40(予定)
演 題:自己免疫疾患の新たな治療ターゲット:COMMD3/8複合体
演 者:鈴木 一博 先生
-世界トップレベル研究拠点 大阪大学 免疫学フロンティア研究
センター (WPI-IFReC)免疫応答動態学研究室
-大阪大学 微生物病研究所 免疫応答動態分野(兼任)
-大阪大学 感染症総合教育研究拠点(兼任)
概要
COMMD3/8複合体は、我々によって同定された免疫制御因子であり、B細胞の移動と液性免疫応答の誘導を促進することが明らかになっている。しかし、自己免疫疾患の病態におけるCOMMD3/8複合体の役割は不明であった。今回我々は、代表的な自己免疫疾患である関節リウマチのマウスモデルを用いて、COMMD3/8複合体が自己免疫疾患の病態の悪化に関わることを見出した。さらに、抗炎症性の生薬の薬効成分であるセラストロールが、COMMD3/8複合体の機能を阻害することにより、自己免疫疾患の病態を改善することを突き止めた。本講演では、これらの知見を紹介するとともに、COMMD3/8複合体を標的とした自己免疫疾患の治療法開発の可能性について議論する。
掲載号:Science Immunology 2023年3月31日号
“Celastrol suppresses humoral immune responses and autoimmunity by targeting the COMMD3/8 complex”
SCIENCE IMMUNOLOGY, 31 Mar 2023, Vol 8, Issue 81 DOI: 10.1126/sciimmunol.adc9324
大阪大学 免疫学フロンティア研究センター (WPI-IFReC)免疫応答動態学研究室HP
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