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哺乳類初期発生における時空間的ゆらぎと細胞力学的制御がロバストな胚パターン形成を可能にする -前 European Molecular Biology Laboratory, Developmental Biology Unit 京都大学ヒト生物学高等研究拠点(ASHBi)、医学研究科 柊 卓志 先生(教授)

サイエンス誌(Science)に掲載された日本人著者からの日本語タイトルとコメントを紹介します

Temporal variability and cell mechanics control robustness in mammalian embryogenesis
哺乳類初期発生における時空間的ゆらぎと細胞力学的制御がロバストな胚パターン形成を可能にする

SCIENCE 11 October, 2024, Vol 386, Issue 6718

時空間上に存在する自発的かつ内在的なばらつきにもかかわらず、胚がどのようにして頑健に発生するかは発生生物学における長年の疑問でした。本研究では、哺乳類初期発生の定量的解析により、細胞分裂が次第に非同期的に行われるようになることを示しました。この時間的変動が大きくなることによって、エネルギー的に最適な細胞組織構造への収束が促進されることを明らかにしました。

前 European Molecular Biology Laboratory, Developmental Biology Unit
京都大学ヒト生物学高等研究拠点(ASHBi)、医学研究科
柊 卓志

https://www.science.org/doi/10.1126/science.adh1145