ASCA Academy論文ライティング講座 「論文ライティングコース」のご紹介 Vol.1
ASCA Academy論文ライティングコースの概要について3回にわたり,弊社代表石岡と、メディカルライティング部リーダー、橘の対談形式でご紹介させていただきます。
石岡:
皆さまこんにちは、ASCA Academyの発案者、校長を務める石岡映子です。ASCA Academy論文ライティングコースについて、概要から、ライティングの現場紹介、受講したら広がる可能性などについて触れてみたいと思います。
ASCA Academyは、ASCAに登録いただいている翻訳者さん、チェッカーさんなどに翻訳に必要なスキルや医薬に関する情報配信の場として2008年にスタートし、2018年からは論文や申請資料のライティングを学ぶ場としてオンラインによる有料セミナーとして少数で実践的な情報を提供してきました。
またASCAでは、大学や製薬企業の皆さまを対象に、ニーズに合わせて様々な論文セミナーを開催しています。そうした場を通し、翻訳のレベルを高めたい、メディカルライターになりたい、業務に生かしたい、著者として論文を投稿したい、学びたい、など様々なお声を聴き、効果的な情報をお届けしています。
従来のライティング講座や個別セミナーで得た知見や経験を、より多くの皆様に提供するために、この度「ASCA Academy論文ライティングコース」として、新たにeラーニングセミナーを開講することにしました。
ライティングスキルを高めたい、プロになりたい、論文をアクセプトさせたい、そんな皆様のお役に立てれば幸いです。
今回の講座は、聴きたいときに、知りたい内容を、ご自身の都合で学習いただくことができるeラーニング形式です。第一弾では、論文ライティングの基本的考え方から実践までを、4回コースを4回に分けてプロライターの布施先生に講義をお願いしました。その他、治験文書のライティング、ポスターや図表の作り方など追って配信する予定です。
ここでは、受講を考えていらっしゃる皆様に、第一弾の論文ライティング講座の内容や魅力についてご紹介したいと思います。
今回の講座のプログラムアドバイザーをしてもらっているASCAの論文ライティングシニアPMを長年携わり、ライターの採用、著者はもちろん、企業で論文を発表されるサポートや様々なセミナーに関わってきた橘尚子さんに聞いてみましょう。
第一弾「「ASCA Academy論文ライティングコース」では何を学ぶことができますか?
橘:今までASCAでやってきたオンラインのライティング講座では、治験コース、論文コースの2つのコースがあって、論文コースでは、論文の構造や執筆ガイドライン、図表の作り方や情報のまとめ方など、論文執筆にすぐに役立つ実践的な内容が中心でした。今回の「ASCA Academy論文ライティング講座」は、従来のプログラムに加え、論文に必要な知識やスキルをお伝えするだけでなく、一歩踏み込んでライティングの本質にまで迫ります!
具体的にはどんな内容なのでしょうか?
橘:論文を書く上での心構え、査読プロセスを意識して執筆することの重要性、「まずアチーブメントを定めよう」など、ライティングとは何か、を考える内容が含まれています。
具体的には、論文の構造、Introduction、Discussion、Abstractの書き方、パラグラフライティングなど、論文ライティングに必須のスキルについても、学ぶことができます。構文や語法など、論文を書くときに知っておくと役立つテクニックについても学ぶことができますよ。
他の講座にはない、特徴や目玉は何ですか?
橘:ライティング講座といえば、普通は書き方のスキルを学ぶ場だと思われると思いますが、今回の講師である布施先生は、素晴らしいライターであると同時に、ライティングに関連する書籍の翻訳にも携わってこられ、その様々なご経験から、この講座を単なるライティングスキルの伝達の場とは考えておられません。そこが目玉です。
メディカルライティングは「文章を書く仕事」ではない、では、メディカルライティングの本質とは何なのか? 講座を通して学んでいただければと思います!
ありがとうございました。
皆さま、興味を持っていただけましたでしょうか?
次回は、橘さんに、今まで様々な人たちに情報提供してきて気づいた現場のエピソードを聞いてみたいと思います。