【終了しました】第32回 Science Cafe 量子熱帯魚の縞模様:ナノテクの新奇アプローチ
Science Cafeのご案内
Science Café はScienceまたは姉妹誌に研究論文等投稿が掲載された日本研究者の方にZoom Webinarによるライブ配信にて講演して頂くイベントです。
研究内容の解説に加え、研究にまつわるエピソード、社会に与える影響や提言を交えてお話して頂きます。Q&Aセッションも設けております。参加は無料です。
日 時:2023年7月28日(金)14:00~14:40(予定)
演 題:量子熱帯魚の縞模様:ナノテクの新奇アプローチ
演 者:浅場 智也 先生
-京都大学大学院 理学研究科 物理学・宇宙物理学専攻
-科学技術振興機構 JSTさきがけ
概要
現代文明を支えている半導体ナノテクノロジーは、その微細加工技術が限界に迫りつつあります。この限界を超える全く新しい手法のひとつとして、今回我々は、グラファイト基板上に塩化ルテニウム半導体の量子細線を作製する手法を発見しました。この量子細線は幅も間隔も原子数個分で、ほぼ直線で等間隔にならび、X字接合やリングといった有用なパターンも生成可能です。さらに、量子細線の形成原理はチューリング機構と呼ばれる、熱帯魚の縞模様やヒョウのまだら模様を生成するメカニズムに由来すると考えられます。チューリング機構による原子スケール量子細線パターンの作製は基礎・応用の両面で意義深く、超微細加工技術に新しい視点を提供します。
掲載号:Science Advances 2023年5月3日号
“Growth of self-integrated atomic quantum wires and junctions of a Mott semiconductor”
SCIENCE ADVANCES, 3 May 2023, Vol 9, Issue 18 DOI: 10.1126/sciadv.abq5561
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