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パートナーの声:杉浦さん、三原さん

ASCAに登録されたきっかけを教えてください。

杉浦さん
翻訳学校のメディカルクラスに通っていました。三原さんと同じクラスで、製薬業界の仕組みや基本的な医学用語などを教わっていました。すでに翻訳の仕事をしている方や医師を目指している方などいろんなバックグラウンドの方がいて、いろんな話が聞けて面白かったです。
あるとき、石岡さんが授業を見に来られて、「アスカコーポレーションという医薬を専門とした翻訳会社です。興味があったらトライアルを受けてください」とおっしゃいました。トライアルで数名選ばれたあと、石岡さんとの面接があり、選んでいただきました。どうやったら翻訳者になれるかなぁと考えていたレベルだったので、初めてお仕事いただけたときはすごく嬉しかったのを覚えています。1999年頃だと思います。

最初のお仕事は?

三原さん
最初の仕事はメディカルの出版社から依頼されたNeuroscience nursingの翻訳でした。

杉浦さん:わたしも一緒です!

三原さん
最初syncopeという単語が出てきて、それを調べていくところから始まったんです。検索サイトも今のようなものではなく、ダイヤルアップ接続をしていたので、調べたい単語をあらかじめメモしておいて、それをまとめて調べて、慌てて接続を切るみたいなことをしていました。図書館にも行って調べていました。

杉浦さん
そうそう!でも調べることがとても楽しかったです。最初のうちはASCAに通いながら教えてもらい、資料も見せてもらいながら、当時いらした先輩に厳しく赤をいっぱい入れてもらいました。何をどうしていいかわからず、わたし何も頭に入ってない・・・と思いながらやっていました。たぶん1年から1年半くらいそんなふうに仕事をしていたと思います。

三原さん
初めのころは翻訳の仕事ってどういうふうに動いているのかわからないから、石岡さんに「週1回通ったらいいよ。教えてもらえるよ」って言ってもらえて、とても安心して仕事ができると思いました。

週に何回か出社する以外はご自宅で翻訳されていたんですね。

杉浦さん:そうですね。CDが宅急便で送られてきました。

三原さん:フロッピーのときもありましたよね。

印象に残っているお仕事は何ですか?

三原さん
初めてやった英訳の仕事です。田村房子さんが「参考資料もたくさんあるから、やってごらんなさい」って言ってくださいました。いろいろ見ながらやりましたが、それを田村さんがごっそり直してくださって、類似案件をいくつかやっていくうちにその直しが少しずつ減っていくのを見るのがとても嬉しかったです。細かい字で丁寧に修正内容を紙に書いてくださいました。今でもその紙原稿は大事に取ってあります。
Bloodの仕事も印象に残っています。毎回監修の先生の赤が入った原稿が戻ってくるのですが、その修正を見て単語帳を自分で作ったりしていました。とても有難かったです。

杉浦さん
CIOMSです。昔は原稿がFAXで来て、数時間で翻訳する、という形でした。いろんな会社から、英訳と和訳の両方が大量に来ていて、覚えているのは、お医者さんが書かれた走り書きの英語のコメントがよくわからなくて(笑)。少量だけど急ぎなので、結構大変でした。おかげで有害事象をMedDRAで調べて訳すのがすごい速くなりましたね。

三原さん
出社したときは、チェックの仕事もやっていました。同じプロジェクトにかかわっている人同士で翻訳とチェックを交代でするのですが、お互いにやったものなので、質問などやりとりもできて、とても勉強になりました。

横にいて直接やりとりできるっていいですよね。

三原さん
今だとメールだけなのでそれが難しいですよね。チェッカーさんってどんな人かもわからないので、なんとなく「やってちょうだい」みたいになりますよね。

今はScienceの仕事もやらせてもらっています。治験関連と違って内容が多岐にわたるので、調べることも多く、楽しいですね。余分なことを調べて脱線してしまうこともありますが、新聞に載る前にその情報を得ることができるので、「わたし、これ知ってる!」みたいな気分です。

仕事以外の思い出はありますか?

三原さん
ASCAの事務所の何回目かの引っ越しを、主人と一緒に手伝いました。石岡さんの旦那さんが社名のシールをきれいに貼っておられたのを覚えています。

杉浦さん
忘年会で1年間のお礼としてアロマのディフューザーをもらったことがあります。そのときのPMさんがすごく酔っ払った状態で、「杉浦さーん」って呼んでいたような記憶があります。そのPMさんからはクライアントからの愚痴も聞いていました。仕事もたくさんいただいていましたけど。

杉浦さんを信頼していろいろ悩みを聞いてもらっていたんでしょうね。

杉浦さん
大量の翻訳依頼が重なって来ていましたが、それをそのPMさんと一緒にやっていて、間に立つPMさんは大変ねと思いながら聞いていました。でもあのときの薬剤は何年も関わらせてもらって、CSRをはじめCTDの翻訳もしたおかげで申請から承認まで追いかけることができたのは、いい経験でした。

最後に一言お願いします。

三原さん:
MTをはじめ、新しい技術を取り入れて、いろいろ教えていただけて感謝しています。うまく活用しながらやっていきたいと思います。どんなにITが発達しても機械は助けてはくれるけど、人の手が入らないとだめだと思います。この仕事は経験がものを言う仕事だと思うので、要らないと言われるまではがんばって細く長く続けていきたいと思っています。

杉浦さん:
CAT Toolは治験関連文書の新規翻訳には便利です。MedDRAもいちいち調べるのは時間がかかりますが、それも用語として登録されているので、すぐに使えます。MTは間違えていることもありますが、全体としては時間短縮につながっています。技術の発達についていくだけでやっとの想いというのが正直なところですが、わからないときはすぐに連絡をしたらASCAのみなさん教えてくれるので、助かっています。新しいことを知ることができるのも楽しいです。いま主人の両親に続いて自分の両親の介護をしながらやっているので、大変ですけど、やれる限り無理なくやっていきたいと思います。

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